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百合染野書店(たぶん仮)

小説をgdgdやってきます seasonal girl

seasonal girls 9

1人の空間が好きな豊橋(季高)節は花火大会会場を離れてとある公園でのんびりすることに。

 

すると小学千低学年ぐらいの浴衣姿の少年が訪れた。

 

どこかで見たことがある違和感があった…。

 

 

小学低学年ぐらいの浴衣を着た男の子がよろよろと歩いている。
節はその足音に気づき、音源のほうに目を向けた。
小さいころの自分の顔に似ている男の子が公園の入り口にいた。
あの年で花火大会を1人で出歩いているのが謎と感じた。もちろん花火を見に来たのだろうと察することが出来たが、この街灯が見当たらないところを歩いているのか…。
疑問に思っていたら少年が節の方を向いた。そのまま公園に入ってくる少年。
「…お兄さん…何やっているの?」
少年が明るい声で話しかけてきた。
それを訊きたいのはこちらのほうだがツッコみたかった質問だった。
節は少年の回答は返答するつもりはなかった。
「…もしかして迷子?」
迷子になっているような様子の少年に迷子と呼ばれるのは逆の立場な気がした。
どうすればいいのか。
普段は周囲に代わりに話してくれる人がいるが、今は己の力で話さなければいけない。
「…違う」
数文字で返事をするだけでいいと思った。が少年はさらに話しかけてくる。
「じゃあ何でこの公園に?」
「…静かだから」
「僕も静かなのは好きだけど、それなら家でもいいじゃん」
「…連れてこられた」
「連れてこられたって、誰に?」
少年の質問を回答しても新たな質問が来る。高校でも起こることだが、色々と質問されるのはとても煩わしい。
この静かな空間が良かったがこの少年によって静寂が無くなってしまった。節はベンチから立ち上がり公園を出ようとした。また静かなところを探さなければと思った。
しかし少年は引き下がらなかった。
「お願い…助けてくれない?」
少年の口から助け声が聞こえた。しょうがないが少年の話聞いた。どうやら本当に迷子だったらしい。少年は同級生2人とこの花火大会にやって来たらしい。はぐれたのは30分前の花火大会会場前。2人を必死に探していたが見つからずにさまよっている中、節の姿が見えたので何か知らないかと聞いてきた。2人の服装も浴衣らしい。
もちろん回答は
「…知らない」
だった。
この時間に迷子なのはあまり他人事に聞こえない。
小さいときに迷子になったことがある。それによって家で定められていた9時までに帰る門限の約束を破ってしまい、実父にこっぴどく怒られたことがある。悪いような良いような思い出だ。
「…わかった…手伝おう」
何かに協力するというのは久々の事だ。
でも話を聞いたところで自分はどうすればいいのかがわからない。助けてほしいと言われてもその同級生2人を探すためには、大勢の人でにぎわう会場内を探さなければならない。
先ほどからひと気がいない安息地を目指したというのに、迷子探しのために息苦しいあの場所に行くのは気が引けた。
「携帯は…」
「僕まだ持っていないよ。友達は持っているけど、電話番号とか知らないし」
機械に頼るということもできない。今の小学生なら持っていると勝手に錯覚していたようだ。不都合なことだが友達を人力で探さなければならないようだ。
珍しく脳を使う節。どうにか助けたいという気持ちで脳が活動しているようだ。
だが、少年は脳を使わずに探そうとしていた。節の手をつかみすぐさま花火会場に向かっていた。
少年は節と違い人を全く恐れていなかった。いや、人を恐れていないのが普通。
節が人に恐怖心があるのだ。引きこもりの性である。
正反対な2人で探さなければならない。


節と少年は会場に戻って来た。やはり人が多い。この大勢の人だかりから2人を探さなければならない。
2人の特徴は、1人は短髪の男子。もう一人はショートカットの女子だという。
節はこの大人数に戸惑いながらも2人を探していた。
正直、観察力は普通の人と比べて少しばかり良いと自分でも思っている。それどころか五感が平均より良い。音の聞き分けや間違い探しなどは得意ではある。
浴衣の小学生の男女2人見つければいいと思えばいい。だが、ここにそれらしき姿の2人はいない。
少年も必死に探していた。

だが一向に見つからない。必死に探そうとするのと人が多いことがあり、脳に負担が大きかった。それに先ほど義母からもらった3000円を使っていないため、夕食を食べていない。
お腹がすいている状態で脳を稼働させるのはきつい。
「あ、あれ!」
少年が声を上げた。節は声に反応して少年を見た。やっと2人を見つけたのか。
と思っていたら外れだった。
「あれ、ロイドガンの仮面じゃん!かっけー!」
見つけたものは違った。2人ではなくアニメキャラの仮面を見つけたようだった。
正直初めて聞いたアニメキャラだった。最近ゴールデンタイムにテレビを見ていないため、今何が流行っているのか知らない。
「あ!あっちにたこ焼き屋がある!」
この少年、2人を探しているのか屋台を探しているのか分からない。
迷子を重く感じないのは冷静に対応できると思っていたが、そうではないらしい。
それよりか、迷子を軽く考えているような気がする。この少年を置いて行っても自分で探せれるのではないかと思った。
大人数の環境から離れるため、少年から離れようとした。
しかし
「お兄さん、どこ行くの?」
少年は節にくっついていた。
「あとお兄さんはお腹すいていない?何も食べてないけど」
「…別にいいや」
「ええーお腹すいていたら何もできないよ。それにせっかくの花火大会だから楽しまないと損だよー」
少年の発言は花より団子と同じだった。花火よりたこ焼きである。それどころか、友人よりも食事というべきだろう
呑気な少年だと思った。
ただ、少年の言葉によって食欲が増幅した。
「ねえ、一緒にたません食べない?僕も食べたいし」
少年はたません屋を指さして節に問いかけた。節は少し迷っていた。空腹だから目の前にある食べ物を食べたい欲があるが、人と話したくない気持ちもあった。
少年は早速たません屋のおじさんに話しかけた。
「おじさん、たません一個!」
「あいよ。500円ね」
少年は財布から500円を取り出し、おじさんに渡した。
おじさんはすぐさま鉄板の上に卵を割り、半熟になるまで待つ。その間にえびせんを1枚取り出した。
玉子が半熟になったことを確認して即座にヘラですくい、えびせんの上に乗せた。
そして左手にマヨネーズ、右手にソースを持ち、ものの数秒で全体にかけた。
最後にもう1枚えびせんを取り出し、卵を挟んだ。
ものの1分で完成したえびせんを少年に渡した。少年は貰ったすぐさま口の中に入れる。
「お兄さんは何も食べないの?」
まるで天使の囁きのようなものに感じた。
天使は節の手を引いて屋台に連れて行く。
「お兄さん、どれ食べる?」
おじさんが節に注文を訊く。節は戸惑う。
人と話すことなんて普段ないから困る。断りたいところだが少年とおじさんに見つめられているため逃げる穴がなかった。
「…これ1つ」
たませんに指を向けて言う。5文字で簡潔に言えるので楽だった。
「あいよ。500円ね」
節はズボンのポケットから義母からもらった1000円札1枚を屋台のおじさんに渡した。
引き換えとしてたませんを渡された。
なんか暖かい。なぜかはわからないが。

小腹は満たされた。
節は少年の友達探しを再開した。少し食べた後だからか集中力が沸き上がって来た。
浴衣の少女と少年。似ている格好の小学生はいた。

浴衣の少女と少年。しかし兄弟にしか見えない身長差。

浴衣の少年と少女。しかし少年は坊主頭で少女はロングヘアー。

浴衣の少年と少女。しかしその後ろには保護者が付いている。

軽微にずれている条件。探すのはやはり難しそうだ。
少年は探しつつも途中何かしら食べたり、遊んだりしていた。
いつの間にか少年の頭に仮面が付いており、右手に光る玩具の剣を装備していた。
本当に満喫しているようだ。
節はというと、オレンジジュースを1本買った。とはいえ自動販売機で買ったものだ。屋台で売っていたが200円や300円など少しばかり高かった。また、屋台に売っているジュースの種類もそこまで多くなかった。そして何より、人と話すのが嫌だった。


なんか懐かしい。

なんかこの展開見たことがある気がする。

この少年は自分に似ているのは何故だ。

自分の脳内の記憶を呼び覚まそうとしたが、案の定思い出せない。


「タカ君!」
急に後ろから聞き覚えのある声が聞こえた。振り向くと春沢がいた。若干涙目になっていた。
「何で急にいなくなったの!?電話したけど反応がなかったから心配したんだよ!」
節は即座に携帯の着信履歴を確認しようとした。充電が切れていた。携帯が合わない人間なのかもしれないと真摯に受け止めた。
何故ここにいるのかを説明しようと少年を紹介しようとした。
そこには少年はいなかった。さっきまでいたのは気のせいのか。
「タカ君、小学生の時も迷子になったことあったね…。確か町内の小さい祭りで…」
節の記憶の中に無いものだがなんとなくあった気もする。いや、今いたはずの少年が自分の昔だったのかもしれない。勝手なる推測だが幼いころの迷子になった自分はあの少年みたいだったのかもしれない。
春沢は節の両手を強くつかんで
「1人でどこかへ行くの禁止!心配させるようなことしないで!」
彼女の目に数滴の涙が見え、顔が赤くなっていた。
彼女はその手を離さずに全員と合流した。


無論、節に全員の雷が落ちた。

 

 

あとがき

2週間遅れています。エマージェンシー( ゚Д゚)

どうも百合染野(ゆりぞめや)です。

なんか今回全然思いつかなかったです…。酷い…。

大学も後半を迎えたのですが忙しい日々が多いのでパソコンを開くときが少なくなってしまいました。(とんでもない言い訳)

今回から「続きを読む」を使用しました。過去の文章を見ながらあらすじを書いたのですが、自分の語彙力が少ないと思いました。

最近Twitterで語彙力のなさすぎる小説の記事を見たとき「あっ、これ自分かも(汗)」と心に突き刺さりました。

 

下がそのTwitterです。

らっっっかん on Twitter: "ヒョロワさんに語彙力ない小説頼まれたのでとりあえず置いておきます https://t.co/aiEpJ9UiZH"

 

 

感想、誤植がございましたらコメントにどうぞ。

↓こちらも絶賛遅刻中です( ゚Д゚)

yurizomeya.hatenablog.com